2007/08/24
ジェフ・ラスキンのヒューメイン・インタフェースを読んだ感想の巻。
ジェフ・ラスキンのヒューメイン・インタフェースを読んだ感想。”人に優しいシステムへの新たな指針”、著者のジェフ・ラスキンはMacintoshプロジェクトのリーダーを努めた人で、インタフェースのコンセプトを方向づけた。これが自分が読もうと思った理由。でもAppleよりな話しばかりではなくてオシロスコープやラジオと言ったハードウェアのインタフェースから温度計ソフトなどいろいろな人とコンピュータの関わりが書かれている。ラジコンヘリのコントローラも書いてあった。初めは認知工学とか意識・無意識とかの話しで学校で使うテキストのように感じたけど、読み進めて本格的なインタフェースの話しになるとその例が紹介されて面白い。例えば病院全体をズームしていって、建物のフロア表示から患者のカルテまで閲覧できる仕組みなど。これはポータルサイトに使えるとも書いてあった。あと驚いたのが付録Aの「1ボタン・マウス:その歴史と未来」で、”現在、マウスによっては、主にスクロール用途として使用されるホィールが上面に装備されたものがあります。その位置に小さなトラックボールを装備すると、さらに良いでしょう。”これってApple Mighty Mouseのこと!?この本の初版は2001年、マイティマウスの発売は2005年。すごい・・・さすがだ。なかなか難しい本だったけど面白かった。もっと勉強したいなぁ・・・。
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